Next Radioheadはやはりこいつらだ!! フォールズのサード・アルバムが遂に完成。2011年度NMEの年間アウォードで最優秀楽曲賞を獲得したフォールズ、彼らの楽曲はまた世界を虜にする。今作『ホーリー・ファイア』のキーワードとなるのはこれらの場所である: デトロイト、ロンドンのウィレスデン、ギリシャのカラパトスにあるオリンポス、そしてバンドの「頭の中」。フロントマンのヤニス曰く、今作を作る上で影響を受けた要素には「デルタ地帯、ヴゥードゥー、スワンプ、セクシャリティ、ビザンチンのイコン、さらには音楽、シロップのように垂れるようなリズム、そびえたつ山、深海の淵、蜂の数の減少、ヒップホップ、そしてストーナーロック」の他、アラン・ロマックスが収録したアメリカのディープ・サウスのフォーク・ミュージックが挙げられるという。更に歌詞も「これまでの中で最強のリリシズム」が表れているそうだ。プロデュースを手掛けるのは、デペッシュ・モードやナイン・インチ・ネイルズとの仕事で知られる、フラッド&アラン・モウルダー。アラン・モウルダーはフォールズの前作『トータル・ライフ・フォーエヴァー』のミックスを手掛けているが、その時の彼らの音楽を作る姿勢と、独特でユニーク、尚且つ一般にアピールするものを作ろうという意識の高さに心打たれたそう。今作では敢えて、デモのプレイバックを流しているようにバンドに見せかけて、実際にそれをレコーディングしたりという試みも行っていたという。既にアルバムからは「Inhaler」がBBC Radio1のAリスト・ローテーションに6週連続で入っているだけでなく、ビデオもYouTubeの再生回数が150万回を突破!